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Uターンできますか? [雑記]

前回の日記ではZ750Sを手放すことの寂しさがあふれてしまいましたが、正直なところ乗り換えの期待感のほうが勝ってます。あといくつ寝ると新車だ! という具合に指折り楽しみにしているここのところであります。

そんなわけで楽しみをさらに膨らますためにYouTubeなんかでZ900RSと検索していろんな動画をみました。全体的に高評価です。2018年はベストセラーだったみたいだしあまり悪く言うと方々から叩かれてしまいますからね。
コメントなんかで批判的な意見としては全然Z1じゃない!とか、2本サスがいいだとか、スポーティさはいらないとか、値段が高いとか。
まあ、値段の件は同意見ですがABSやトラコンついてるし、塗装とか凝ってるし、ベース車両からかなり手が入ってるので高いのは仕方ないかなと納得して購入に至ったわけです。

そんなわけでバイク動画を見る機会が増えたせいか、YouTubeのおすすめがバイク動画だらけになってしまいました。
で、表題の話になるわけですが、バイク動画のうちライテクジャンルにUターン関係がやたら多いことに気が付きました。
そして、それぞれ視聴数が結構多いという。つまり、バイク系youtuberにとってはドル箱コンテンツであるのかもしれません。

ええ、わかりますとも。Uターンを求める気持ちは私にも。
私もオートバイ乗り始めてしばらくUターンなんてろくにできませんでした。
10年以上前にUターンの特集DVD買ったくらいです。
(ここで言うところUターンは4~5mぐらいでくるっと回るやつ。)

特に私はちびでおまけに短足のホビットなので、だいたい400cc超えるオートバイでは俗にいうところのバレリーナです。それを言い訳にするのはどうにもカッコ悪いのでだいぶ練習したもんです。

そして、Uターンもいろんな宗派がありまして、代表的なところでは大正義据え切り派、真逆の教義を持つ逆ハン(逆操舵)派、過激派として名高いアクセルターン派とがあります。

まあ、過激派の話は置いておくとして、Uターンの道は大体は据え切り派への入門から始まります。
安全運転講習会なんかではまず据え切り派の教義を叩き込まれます。
ハンドルを目一杯切って(フルロック)で定常円を描いてみて、半クラとリヤブレーキを使って円を小さくして… これができたらあなたもUターンができますよ。といった具合に。

純真無垢を辞書で引いたらその代名詞として私の名が出てくるほどのピュアっピュアな私はこの教義を信じて練習に励みました。
定常円はくるっくる回りに回り、バターになる寸前でした。
しかし、バターになりかけるほどの練習しても一向にUターンできるようになりませんでした。
ハンドルを切ってもクラッチミートするとオートバイは右に倒れるどころか起き上がってしまいバンク出来ないのです。

安全運転講習会では逆操舵はなるべくしないようにと教わっていましたが、すっかりやさぐれてしまった私は教義に対して半信半疑であらゆることを試行錯誤しました。その中で逆ハンでスパッとオートバイが寝るという事実にたどり着きました。これをUターンに応用したら簡単なんじゃね? と思ってやってみたら案外具合が良かったのです。

まさに↓の動画のような感じですね。もちっとブレーキを強めにかけたり、ハンドル持ち方を工夫しますが。


白バイの必殺技である足つきターン(小道路転回)でもやっぱり逆操舵してます。


彼ら安全運転講習会では逆操舵はやめようとかいうのだけど、競技ではバンバン使ってるという。


パンピーライダーに転倒リスクの高い技を教えるわけにもいかないし、講習会でそのような教義を振りかかざすのは仕方ないのかもしれませんがわたくしの純真なハートは傷つきました。

確かに、据え切り派の教義にあるようにフルロック状態において半クラ+リヤブレーキでバランスをとる練習は逆ハン派でも必須であります。
ではなにが据え切り派と逆ハン派を分かつかと言いますと、Uターンをコーナリングととらえた際に回り始めのきっかけの差であるわけです。
据え切りスタートではオートバイが転回方向と逆にならない程度の傾斜で始めて速やかにイン側ステップに過重をかける必要があります。あんよが長ければ可能でしょうが、我々ホビットにはまあ無理です。傾斜を強めるにはアウト側ステップにひっくり返らないように踏ん張りますし、そうすると発進後はリーンインでこれまたバイクが立つ方向になります。
それなら最初から逆ハンでクラッチミートしてオートバイがバンクしたらガチンと速やかにハンドルを切り足せばよいのです。自然にリーンアウトになりますし、右ターンなら最初からブレーキに足が置けて車速の調整が楽ちんです。

と、逆ハン派ならいかにも簡単ですぞ。とのように書きましたが、これもいくらか練習しないとまずできないでしょう。
相対的ホビット(大型自動二輪車を楽々御せる体躯を持たざる者の意)を含む小さき者がUターンを身に着けるには根気よく練習するか、転んで覚えるか、身の丈に合ったオートバイに乗り換えるかという事になるでしょう。

ちなみに私は転んで身に着けました。そんな傷がZ750Sにいくつも刻まれてます。

内緒の一言


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