ふつーにおいしい

おじいちゃんは「普通においしい」って言葉に違和感を覚えるらしい。
普通とはなんじゃ！　バカにしているのか！　という具合に。

らしいってのはヤングな私は嫌いな言い回しであるが意味は分かってしまうから。

「普通に」というのは「思っていたとおり」という意味合いが近かろう。なので、「普通においしい」といったら想像通りおいしいとか期待通りだったというような意味である。
「おいしいけど期待以上ではない」程度のおいしさである。

ネガティブな私の場合、「普通においしい」というべき場面では「まあ、おいしいかまずいだったらおいしいなんだけど期待ほどではないな」とコメントしてしまうだろう。明らかに角が立たないのは前者であろう。文も短い。
世間の人たちはそんなに考えていないかな？　しかし、ポジティブな言い回しを自然に使うというのは見習うべきだろう。

さて、なんだってこんな話かといえば、今日も作った豚汁がまさに「普通においしい」だったから。
あご出汁豚汁、もっとおいしいかと思ったんだけどな。
いや、決してまずくはないし、おいしいんだけど、すっげーおいしいってほどではなかった。期待しすぎたか。